REPORT 現地レポート

【5人制男子 / 予選ラウンド第2戦】日本81-116スロベニア:試合後コメント

2021年7月29日

■フリオ・ラマスヘッドコーチ

日本よりも、スロベニアの方が良いプレーをしただけです。特に最後の6分間は相手に3ポイントシュートを決められ、大きくリードを広げられてしまいました。相手のチーム力もそうですが、もちろん(ルカ)ドンチッチ選手というスターがおり、彼らの力が総合的に上回っていました。スロベニアはパーフェクトなチームであり、1試合で96ポゼッションという記録的なオフェンスの数字を叩き出しています。

ドンチッチ選手は、世界で5本の指に入るベストプレーヤーの一人であり、FIBAルールも熟知しています。彼がリーダーとなって、チーム全体を引っ張っていました。過去30年間に渡り、彼のように一人のプレーヤーが試合を独占するのを私は見たことがなく、彼はそれができる選手です。

■#2 富樫勇樹選手

チームとしてのプランがなかなか遂行できず、点差が開いてしまった中で、最後はチームとして自分たちが用意してきたことを出せなかったです。相手にはルカ(ドンチッチ)選手がいますが、自分たちのバスケットを遂行しようと話していました。しかし、完全に相手のペースに持っていかれてしまいました。自分たちが相手のペースに付き合ってしまい、同じような展開が続いてしまいました。でも、気持ちを切り替えて、次の試合に臨むだけだと思います。

■#6 比江島慎選手

本当に一瞬の隙を突かれてしまいました。スロベニアは個人能力が高く、すごく良いチームでした。相手のペースが速く、攻撃回数が多いことは分かっており、やられても仕方ない部分も用意していました。ドンチッチ選手のところはスイッチしながら、ボールを守ることを意識し、チームで守れていた時間帯もあったとは思います。

ーーアルゼンチン戦に向けて

本当にやるしかないですし、決勝トーナメントに進む望みをつなぐためにも勝つしかないです。他の結果次第ではありますが、この試合の反省をしっかりし、次に向かって切り替えて全部をぶつけるだけです。

■#8 八村塁選手

ドンチッチ選手だけではなく、チームとしてスロベニアは強かったですし、とてもタフな試合でした。彼以外にもスコアできる選手がいることは予想していましたが、チームとしてスロベニアの方が素晴らしかったです。

前回のスペイン戦も今日の試合もそうですが、個人として足りない部分もあり、チームとしても足りない部分があるからこそ、勝ちにつなげることができませんでした。ディフェンスでもオフェンスでも勝つためにプレーしています。その中で、僕が何点取っても取らなくても、全ては勝つためです。まだまだ足りない部分があったことで、今日も負けてしまいました。チームが僕を頼ることは全く問題ないことです。チームスポーツであり、その中で負けたことに対して反省し、チームとして戦っていかなければいけません。

■#12 渡邊雄太選手

今日の試合で負けてしまったのはしょうがないですし、次の試合に向けて切り替えなければいけません。アルゼンチンに勝てば、もちろん他のグループ次第ではありますが、次のラウンドに進むチャンスはまだゼロではないです。そこへ向けて、どう戦って行くかを考えながら準備したいです。

ドンチッチ選手にやられる部分はしょうがないですが、やられて良い場所を絞りながら守っていました。しかし、スロベニアは彼だけではなく、チーム力として相手の方が上手でした。

スペイン戦もこの試合を戦っていても、自分たちの成長はすごく感じています。今日は八村選手が引っ張ってくれた部分も大きかったですが、他の選手もしっかりリングにアタックできていましたし、オープンショットを決めきったプレーもあり、通用している部分もあります。その良い部分は継続し、自信にしていきたいです。

■#24 田中大貴選手

スロベニアはOQTから負けなしで来ており、初戦のアルゼンチン戦から自信を持って臨んできていました。チームとして、ドンチッチ選手に目が行きがちですが、全員が役割を理解し、それを徹底したチーム力が高かったです。

ワールドカップの時とは違い、みんなが集中して、同じ方向を向いて戦えているし、自信を持ってプレーはできています。ただ、もっとその精度を高めることが必要です。個人技で八村選手が得点をできる部分も大きく、それが今の日本のファーストオプションでもあります。彼のマークはきつくなっているので、もっと自分たちがやらなければいけないです。もう後がないので、アルゼンチンの映像をしっかり見て準備したいです。

このような言い方はおかしいかもしれないですが、この舞台で戦えるのはとても光栄なことです。2連敗しましたが落ち込むことなく、もう1試合チャンスがあるからこそ楽しまなければいけないと思っています。もう一度、チームに声をかけて、士気を高めて次の試合に臨みたいです。

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