REPORT 現地レポート

【5人制男子 / 予選ラウンド第1戦】日本77-88スペイン:試合後コメント

2021年7月27日

■#8 八村塁選手

出だしはあまりよくなかったです。第3クォーターにはしっかりと追い上げることができましたが、相手は(2019年)ワールドカップで優勝したスペインであり、その差が出て負けてしまったと思います。しかし、後半には良い流れでできている時間帯もあったので、そこを試合の最初から出して行けるようにしたいです。

ーースロベニア戦へ向けて
(ルカ)ドンチッチ選手はスーパースターです。しっかりと映像を見て、チームとしてディフェンスしていかなければいけないです。

■#12 渡邊雄太選手

コロナ禍の中で、大好きなバスケをさせていただいている環境にまず感謝しなければいけないと思っています。その中で、自分たちのプレーをしっかり出すことができれば、今日の試合のようにスペインを相手にもしっかり戦うことができ、今後は世界中のどの相手でも戦えるという自信にもなりました。

しかし、第2クォーター終盤はスペインに走られてしまいました。本来であれば、自分たちが仕掛けて走らなければいけないのに、完全に能力も身長も高いスペインに対して、第2クォーターの終盤は自分たちが完全に走り負けてしまいました。あのようなプレーは、日本としては絶対にやられてはいけなかったです。

強いチームというのは、自分たちの流れを引き寄せる力があります。流れが来たと思った瞬間に、ディフェンスの強度も上がり、オフェンスのリズムもよくなりました。あの場面でキャプテンとしてもっとチームをまとめて、悪い流れを断ちきらなければいけなかったです。

ーースロベニア戦へ向けて

自信がないというわけではなく、ドンチッチ選手を1on1で止めることは絶対に無理なことです。それはNBA全体を探しても、一人で守れる選手はいないです。(フリオ)ラマスヘッドコーチがどういう指示をするかはまだ分かりませんが、僕がマッチアップするならば、できるだけ自由にプレーをさせないようにしたいです。それでも絶対に得点は取ってくる選手であり、彼のやりたいプレーをしてきます。そのときにパニックを起こさずに、自分たちのバスケットに集中すれば、チャンスはあると思っています。今日の反省点を生かして、またがんばろうと思います。

■#14 金丸晃輔選手

第2クォーターで結構離されてしまいました。開始15分間は良いバスケットができていましたが、その後の前半残り5分で少し気が緩んでしまったようにベンチで見ていました。

ーー第3クォーター途中から出場し、1分16秒の出場時間で8点を決めたが、どのようなプレーをしようと臨んだか?

オリンピックのようなレベルでは、ノーマークで打てるシチュエーションはまずないと思っています。マークがいても打ち切る意識でプレーしていました。その強い意志があったからこそ、シュートを打てたと思います。

40分間のうちの前半残り5分の間で20点差を開かれてしまうことが、今日のスペイン戦を通じて分かりました。このような強豪相手には、一瞬の気の緩みも許されないことを肝に銘じて次の試合に臨みたいです。

■#18 馬場雄大選手

35分を通して戦うことはできたと思っています。しかし、第2クォーターの残り5分に、リズムを崩してしまったのが残念でした。それでも後半にしっかり取り戻すことができ、それは今まではできなかった部分でもあります。巻き返すことができる力があるという確信を持てましたし、この負けを次に生かしていきたいです。

ワールドカップ以降、自分たちの長所や課題にフォーカスしてきました。あのときと比較しても、通用する部分が多かったと思いますし、そこはポジティブな変化です。しかしこのレベルで勝つためには、もっと精度を高めていかなければいけません。まだ残り2試合もあるので、しっかり準備して勝利したいです。

ーースロベニア戦に向けて

今日の試合でドンチッチ選手は、48点を取っていますし、彼を止めるか否かで自分たちの結果も変わってきます。そこに関しては、責任を持ってディフェンスしていきたいです。世界のトップ選手であり、自分にとってのものさしにもなるので、そこを意識しながらチームのために戦っていきます。

■#24 田中大貴選手

試合の入りは悪かったですが、(第2クォーター残り5分に)26-26と同点に追いつくところまでいけました。しかし、そこから前半終わりの5分間で一気に引き離されたことが、この試合を決めてしまったと思います。(リッキー)ルビオ選手はポイントガードですが、スカウティングをして(渡邊)雄太選手がマッチアップすることになりました。しかし、彼が起点となってどんどんプレーを作ってきましたし、要所で試合を締めていたのも彼だったので、自由にやらせすぎました。

前半の終わり方が本当にもったいなかったです。それ以外を見ると確実にワールドカップの時よりも戦えているとみんなも感じていると思います。ただし、このような強いチームに勝つためには、よりパーフェクトなゲームを自分たちがしなければチャンスは巡ってこないです。前半の終わり方の部分では、自分の責任でもあるので、そこは悔やまれますし、そのような場面を相手は見逃してくれませんでした。

ーースロベニア戦に向けて

勝たなければ次に進めないですし、無観客ではありますがホームで試合ができており、オリンピックで1勝することを目標にしているからこそチャレンジし続けるだけです。ドンチッチ選手は50点近く(48点)取っているわけですから、どうやって彼のところを守るのかについて、残る2日間でしっかり準備しなければいけないですし、この敗戦からしっかり気持ちを切り替えて臨まなければいけないです。

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