REPORT 現地レポート

【5人制女子 / 予選ラウンド第1戦】日本74-70フランス:試合後コメント

2021年7月27日

■トム・ホーバスHC

出だしは少し落ち着きがなく、満足できる内容でもなかったです。前半で34-36と2点差で負けており、厳しい試合になると思いました。でも、接戦になることは想定内であり、それに対する練習もしてきました。フランスはタフなディフェンスをしてきましたし、特に後半はインサイドのグルダ選手に攻められて厳しい試合となりました。この試合を通して、私たちのペースで得点できなかった時間帯もあれば、台風のように流れをつかんで勢いに乗れた時間帯もありました。勝因は、要所で3ポイントシュートを決めてくれたことです。そのシュートにつなげるためにも我慢してディフェンスし、よく戦ってくれました。

ーーアメリカ戦へ向けて

この3ヶ月間はフランス戦だけに集中していました。これからアメリカ戦に向けてスカウティングしますが、相手のスタイルはだいたい分かっています。しっかり映像を見て、次の試合に向けて対策します。

■#8 髙田真希選手

こうして開幕できたこと、東京オリンピックで試合ができたことがすごくうれしかったですし、フランスに勝てたことはすごく自信になりました。自分たちは小さいチームであり、誰かが核になるようなチームでもないです。チーム全員でディフェンスし、オフェンスでもチーム全員でリングにアタックして行くスタイルを最後まで徹底し通せたことが、この勝利につながったと思います。

ーーフランスのグルダ選手に対するディフェンスについて

得点源なので、しっかり守りきる意識で試合に入りました。特に後半に、いくつかやられてしまった部分もありましたが、その中でもまわりのチームメイトに助けられながら守ることはできました。チーム全員で守ることが日本のスタイルであり、練習してきたことです。そのためにも、まずは自分自身が簡単にボールを持たせないディフェンスをして、次のアメリカはもっと大きくなるのでさらに徹底していきたいです。

ーーアメリカ戦へ向けて

フランスよりも10cm以上大きくなるので、もっと自分自身ががんばらなければいけません。ディフェンスからオフェンスにつなげるのが日本のスタイルを出すためにも、タフにディフェンスをして、良いオフェンスにつなげることを40分間徹底できれば、勝つチャンスも出てきますし、その自信もあります。

■#0 長岡萌映子選手

日本としてスピードを生かした全員バスケをずっと練習してきました。それを、今日の試合では途中で良くない時間帯もありましたが、最後は全員で粘ってディフェンスから走ることができたことが勝利につながったと思います。喜びもありますが、今日一番うれしいのは勝てたことです。

ーーアメリカ戦に向けて
高さはフランスよりも大きくなりますし、速さも上手さも世界トップレベルです。その中において、自分たちのバスケットを全力で出すだけだと思っていますし、チャレンジシャーとして思いっきりぶつかっていきたいです。アメリカなど他のチームは日本の速いスタイルに慣れていないですし、対戦したことがないことにアドバンテージがあると思っています。高さや技術では相手の方が上ですが、速さという点では絶対に負けないという自信はあります。そこを生かして、日本らしいバスケを見せたいです。

■#20 東藤なな子選手

ちょっと緊張しましたが、それ以上に楽しもうと思ってこの試合に挑みました。自分らしいプレーを出すことはできたのではないかと思います。自分の役割がディフェンスとペイントアタックなので、もしペイントアタックできたならばファウルをもらうくらい強く行くと決めていました。しっかりファウルをもらうプレーができたのは良かったです。

■#27 林咲希選手

ここ最近の練習からシュートの精度も上がってきたので、絶対に3ポイントシュートが大事になると思っていました。コートに出たら絶対に決めるという強い気持ちを持っていましたが、それ以外は特に何も考えず、空いたら打つことは変わらずにできたことが良かったです。オリンピックの舞台でシュートで決めることに対しても、プレッシャーより楽しい気持ちの方が大きかったです。それが良かったのかもしれません。

ーー終盤に追い上げられる中で、大きな3ポイントシュートを決めた場面は?

試合がはじまってすぐにプレータイムをいただけましたが、その後は出られなかったので、「もう少しシュートを決めたいな」という欲が自分の中にありました。第3クォーターに出て、そのときはすぐにベンチに下がりましたが、「絶対にチャンスが来る」とも思っていました。次に出たときにはシュートを決め切りたいとも思っていたので、最後に決めることができてすごく良かったです。

■#30 馬瓜エブリン選手

自分の役割自体が、オフェンスが重たくなったときにいかにチームの雰囲気を変えるか、まわりに流されずにプレーすることが自分の良さでもあると思っています。それが今日は少しでも出すことができたのは良かったです。

ーー先に妹のステファニー選手が3×3でオリンピックデビューしましたが、良い刺激になっていたのでは?

もちろんみんなで、大きなスクリーンで3×3の試合を見て、応援しています。ほぼ毎日のように連絡も取り合っています。妹もオリンピックを楽しんでプレーしていたので、それを見たことで自分自身も楽しもうと思って今日の試合に臨むことができました。

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